映画:PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」
PSYCHO-PASS Sinners of the System3部作の最終話、Case.3「恩讐の彼方に__」を観てきました。
劇場版サイコパスの後、南アジアで放浪を続けている狡噛さんの話。
シーアンと違ってシビュラの関わりの無い地なので、サイマティックスキャンも潜在犯もドミネーターも出てきません。
ほぼ単語すら出てこない(色相はちょろっと出てきましたが)。
「サイコパス」の世界っぽくないという感想もあるようですが、善と悪とは、平和とはなにか、そういったテーマはまさに「サイコパス」の世界そのものだと思いました。
シーアンではシビュラシステムの無い世界では平和と言うものは存在しないのかと思わされたのですが、今回の舞台では武装ゲリラもいるし襲撃もあるけれど逞しく生きている人達も多くいるのだというのがちょっと驚きでした。
この人達の精神と言うのはシビュラシステムに守られている日本人達よりも頑強なのだろうか?
共感神経系の発達(?)はシビュラシステム内で育った人たちの特徴でしたっけ?
小説で明かされているたやすく精神汚染を受けてしまう理由を考えると、(シーアンに比べれば穏やかとはいえ)ゲリラの闊歩する地で渡り合って行ける狡噛さんさんやフレデリカさんの精神の頑強さって異質なんじゃないのかな。
全体としては十分に楽しんで満足したのですが、一点だけ。
狡噛さん、子供を撃てないというのは、ともかくとして。
武装解除もさせないで背を向けるって、そりゃ撃たれますよ。
そんなに甘くてよくこれまで無事でいれたな、この人。
アニメ版の時よりも甘くなってるんじゃない?
というのが、ね。
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